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別 名 | : 衣川舘 | |
種 別 | : 平城 | |
旧国名 | : 陸中 | |
築城年 | : 平安時代 | |
築城者 | : 安部頼時 | |
遺 構 | : | |
所在地 | : 岩手県奥州市衣川区並木前 ![]() | |
撮影日 | : 平成16年8月8日 | |
永正元年(1045)頃、安倍頼時がこの地一帯に本拠を構えたとされるが、一族の主な居住地域は川西であり、政庁や家臣たちの居住地は川東であったと推測されている。安倍貞任が八幡太郎義家らの猛攻に屈して撤退するまでの十八年間安部氏の政庁であり、康平六年(1063)から永保三年(1083)までの二十年間は安部氏に替わって奥六郡を支配した清原光頼・武則・真衡の三代の政庁もしくは居館であった。ここが衣川柵と呼ばれるようになったのは清原氏支配になってからのことであり、安部氏の時代には柵が不要であった。